できるビジネスパーソンの考え方

できるビジネスパーソンの考え方を大研究

独りを慎む

◆二宮尊徳扇の言葉に

 「山寺の鐘つく僧の起き臥しは
   知らでしりなむ四方の里人」
 (山寺の層がつく鐘の音で、村人たちは僧の様子がわかっている)

 僧が眠い目をこすって、誰も見ていないと思い、適当に鐘をついていても、実は村人たちには
 「ああ、お寺のお坊さんが眠い目をこすって、適当に鐘をついているな」ということがわかっている
 ということです。


◆この言葉には、日常の起居動作に注意を払い、特に独りのときにこそ、理性を働かせた
 動作をすべきということです。

 中国の古典「大学」にも「君子は独りを慎む」という言葉がありますが、徳の高い人というのは
 独りのときこそ、善い行いをしているということを言っています。

 人間、独りのときにはつい理性を失いがちです。

 その点、日本人というものは「独り」であっても理性ある行動を基本としていました。それが
 証拠に世界で他にないほどの治安のいい国でした。

 犯罪というのは基本的に人の目が届かないところで行われるものだと思いますので、
 犯罪が少ないということは、多くの日本人は独りを慎むことができていた証拠だといえると
 思います。

 ところが、近年、そうではなくなってきているのでしょうか。

 日本でも犯罪が増えてきました。
 「独りを慎む心」を取り戻してほしい、そう願わずにはいられません。



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  1. 2017/08/27(日) 14:01:00|
  2. 30 人間学
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「ない」ではなく、「ある」に目を向ける

◆せむし(ぜん息)に苦しむ息子を見て、あまりに苦しそうなので親は医師に見てもらった。
 そのときの医師の言葉が印象的なので紹介しようと思います。


 「気の毒だな、あなたは。しかし気の毒だと思うのは、体を見ただけのことだよ。考えてごらん。
 体はなるほど気の毒だ。それは見ればわかる。だがあなたは、心はどうでもないだろう。
 心までせむしで息が苦しいなら別だが、あなたの心はどうでもないだろう。
 苦しい、辛いと言ったところで、この苦しい辛いが治るもんじゃない。あなたが苦しい辛いと
 言えば、おっかさんだっておっとつぁんだってやはり苦しい、辛いわね。言っても言わなくても
 何もならない。言えば言うほど、みんなが余計苦しくなるだろう。苦しい辛いと言うその口で
 心の丈夫なことを喜びと感謝に考えればいい。体はともかく、丈夫な心のお陰なんだから、
 それを喜びと感謝に変えていったらどうだね。そうしてごらん。私の言ったことがわかったろ。
 それが分からなければ、あなたは不幸だ。
 これがあなたを診察した私のあなたに与える診断の言葉だ。分ったかい。薬は要りません。
 お帰り。」


◆この見てもらった「息子」は誰か。

 これは偉大な哲学者「カント」です。


 人間は足りないもの、不満を克服することで、成長してきたといってもよいかもしれません。
 そのような観点から考えると、足りない部分をどのように足りる状態とするかということを
 考えることが、全くいらないかと言われると、そうではないと思います。

 しかし、まずは、すでにあるものへの感謝が大切ではないでしょうか。

 カントは確かに、ぜん息で健康な体というわけではなかったかもしれません。しかし、周りには
 カントを思いやる両親がいます。友達もいたことでしょう。食べ物もあったと思います。

 私の周りもそうです。健康な体に、家族、仕事に仲間。日本という国に生まれ住んでいるという
 偶然。すべてが感謝してもしきれないもので囲まれているのです。

 そのような気持を持ち、日々生活していこうではありませんか。




  1. 2017/08/04(金) 15:46:00|
  2. 30 人間学
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大事をなさんと欲せば

◆二宮尊徳が次のような言葉を残しています。

 「大事をなさんと欲せば、小なることを、怠らず勤しむべし。小積もりて大となればなり。
 凡そ小人の常、大なることを欲して、小なることを怠り、出来難き事を憂いて、出来易き事を
 勤めず。それゆえ、ついに大なることあたわず。それ大は小を積んで大となることを知らぬ
 故なり。」

 (大きなことを成し遂げたければ、小さなことをコツコツと行うのです。小さなことが積もり積もって
 大業を成し遂げることができるのです。しかし、大きなことを望むけれども、小さなことを
 馬鹿にして怠ってしまう。大きなことをできないと嘆き、小さなできることをやらない。
 結果、大きなことを成し遂げることはできない。それは、大きなことは小さなことの積み重ね
 だということを知らないからです。)


◆大変、耳に痛い言葉です。

 大きなことを成し遂げている人を思い浮かべてみましょう。

 経営者でもスポーツ選手でもだれでもかまいません。誰一人として、ある日突然、大きな人物に
 なったわけではないことが容易に想像できるでしょう。

 世間で名が出てくるまでの間、コツコツと人知れず、小さな努力を積み重ねていたのです。
 人が寝ている間に、寝る間も惜しんで、努力してきているのです。

 その小さな積み重ねが、大きな結果となり、今あらわれているのです。

 結果だけを見るのではなく、その結果には小さな積み重ねがあるのだということを認識し、
 日々を大切に生きていきましょう。
 それが、未来の大業につながるのですから。




  1. 2017/07/30(日) 00:01:00|
  2. 30 人間学
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大きな花を咲かせましょう

◆花を咲かせるには、種をまく必要があります。

 とても当たり前のことです。

 しかし、種を1つだけしかまかないと、
 途中で枯れてしまうかもしれない、
 誰かに引っこ抜かれてしまうかもしれない、
 大きく咲かないかもしれない・・・。


 どうせなら、
 1つより10個、
 10個より100個、
 100個より1000個の種をまけば、
 そのような何か問題が起こっても、
 多くの花を咲かせることができます。

 もしかしたら、
 予想外に大きな
 立派な花を咲かせることができるかもしれません。


◆この花と種の関係は、他にも言い換えることができそうです。

 例えば花を「人」として考えてみましょう。

 大きな人物を目指すのであれば、
 「日々の努力」であり
 「日々の思いやり」というものが種になると思います。

 小さな思いやりを持って周囲に接していれば、
 周囲も悪い気はしないでしょうし、
 何かあるごとに
 助けてくれるようになるかもしれません。
 またそのような行為が新たな人間関係を築くことだってあります。

 日々の努力により、
 全く話すことのできなかった英語がいつしかペラペラになっているという
 ことだって考えられます。


◆1日、1日はとても小さなものかもしれません。

 しかし、それが積もり10年になると大きくなります。

 1日の行動は小さいとしても、
 それを10年続けると
 大きく花開くことだって十分考えられます。

 小さな種一つに大きな花を期待するのではなく、
 小さな種を沢山まくがごとく、
 日々の生活を
 大切にしていく必要があるのかもしれません。




  1. 2017/07/16(日) 10:03:00|
  2. 30 人間学
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「いつでもできる」という言葉の危険性

◆「いつでも・・・」

 この言葉は、非常に危険をはらんでいます。

 「いつでもできるよ。(でも今はやらない)」
 「いつでも行けるよ。(でも今はいかない)」

 何が危険かというと、このカッコ内の感情が危険なのです。

 「いつでも」という感情を持っていると、ついつい後回しにしてしまいがちなのです。


 仕事などでも、ついつい簡単にできるものは後回し。

 「いつでもできるしね」

 などと思いながら・・・。

 しかし、そのような仕事も積もりに積もってくると山となってきます。
 小さな仕事でも、やらなければいけないものが山のようになってくると、あせりも出てきます。

 結局最後にあわてて対応するようなことになります。
 まだ対応できればいいですが、対応できないなどとなったら大変です。


◆作家の小島直記氏は、このような言葉を残しています。

 「行きたい外国の町や村は無数にあり、そこにいつでも行けるはずだと信じているうちに、
 歳月はむなしく経ち、いつの間にか88歳になって、長時間の航空機には耐えられない
 今となっては、その可能性がなくなってしまった。」

 「いつでも」という感情により、後回しにした結果、叶わぬ夢となってしまったさびしい現実に
 胸打たれるものがあります。

 「いつでも」と思っていても、手遅れになることだってあるのです。


 手遅れになる前の「今」を大切に、一つずつこなしていきましょうよ。




  1. 2017/07/11(火) 06:37:00|
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