2009-06

189 負け方

◆劉邦は、項羽に何度も何度も負けた。


 しかし、最後の一戦で勝ったことで、中国の皇帝となることができた。


 劉邦の目線から見ると、99回負けても、最後の1回に勝てばよいということを
 教えてくれています。

 そもそも1回で勝とうと思うことが、高慢なのかもしれません。

 今の世も同じで、何度も何度もチャレンジし、何度も何度も失敗し、何度も何度も創意工夫を
 繰り返す。


 その結果、最終的に成功することができる。

 人はそうやって成長していくものですし、そうやって成長していく必要があるのだと
 思います。


◆そして、項羽の目線から考えてみるとどうでしょうか。


 99回勝っているにもかかわらず、1度の敗戦によりすべてを失っています。


 劉邦は99回負けても大丈夫だったけれど、項羽は1回負けて倒れてしまった。


 これは、負け方に問題があると言わざるを得ません。



 「何度も失敗を繰り返し、その失敗から学び次につなげる」


 この考え方には大切な前提条件があります。

 それは、失敗しても次につなげる余力を持つということです。

 失敗により再起不能になってしまってはいけないのです。


 1度の失敗で全財産を失ってしまった。
 1度の失敗で家族を失ってしまった。
 1度の失敗で健康を失ってしまった。


 このように立ち上がることのできない失敗は避けなければいけません。
 それこそ、項羽のように1度の負けが、致命傷となってしまいます。


 小さな負け、小さな失敗を繰り返す。
 そのような小さな負けから多くを学び、最終的に成功へつなげていくのです。

 劉邦と項羽の違いはまさにそこにあったといえるのでしょう。


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Author:woodship
「一隅を照らす」の筆者「woodship」と申します。

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